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有機農業って?有機野菜って?本物って何ですか?
 5月の下旬、早々に梅雨入り宣言をしたにもかかわらず、その後は全く雨が降らない日が続きました。五月晴れというよりも初夏の陽気が続き、気温はグングンと上昇し、ナスやピーマン、トマトなどの夏野菜は元気に葉を広げて、花を咲かせて順調に生育しました。その一方で植えつけたばかりのサツマイモの苗が根付く前に枯れてしまうのではないか…と心配をしています。

 梅雨入り宣言と1週間予報を見て、雨が降る見込みを立てて植え付けを行ったのが大はずれでした。30分程度サラッと一雨降ってくれるだけで良いのですが…あるお天気チャンネルは「サムライブルーのような空」が続くでしょう♪なんて嬉しそうに言っていましたが、農家にとって天気予報がここまで外れてしまうのは死活問題です。梅雨入りを外しておいて「サムライブルーの空」とか「梅雨の中休み」などという表現はないよな…中休みになるほど雨が降ってないし…ついつい愚痴っぽくなってしまうのでこの辺でやめときます。

 最近、直売所で「有機野菜」と書かれた野菜を良く見かけます。普通の野菜と比べると1割~5割ほど割高の価格で売られています。「有機野菜が増えていいなぁ!手軽に有機野菜が買えるようになって良い傾向だなぁ!」と単純に喜べればよいのですが、実は有機栽培でない有機野菜がここ数年のうちに増えているのです。

 2006年に「有機農業推進法」が制定されたのですが、それ以前に「有機JAS」という厳しい規格がありました。この2つの有機に関する枠組みや取り決めから外れないように気をつけて有機農家は有機野菜を栽培しています。どのような決まりがあるのかといいますと「有機農業とは、化学的に合成された肥料および農薬を使用しないこと、ならびに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」というものです。要約すると「農薬と化学肥料を使わないで遺伝子組換えされていない野菜を栽培する農業」が有機農業であると定めています。

 「有機JAS」規格では上に述べた取り決めの他に「種まきまたは植え付けをする前2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用していない田畑で栽培する」という条件が追加されます。それらをクリアして初めて「有機JAS」というシールを貼って野菜を出荷することが可能となります。ところが、「有機農業推進法」が掲げる条件をクリアするだけでも「有機野菜」と表示して野菜を売ることが出来るのです。消費者の皆さんは「有機JAS」と「有機野菜」があった場合、それほど区別しませんし、上述した内容を知っている方はほとんどいません。極論を言いますと「今まで普通に農薬と化学肥料を使って野菜を作ってきたけど、明日からは全く使わないで野菜を作るよ!」でもOKなのです。「除草剤をたっぷりかけて雑草が生えてこないようにしてから…」とか「土壌消毒をしっかりやってから…」でもOKなのです。このようないい加減な有機農業推進法に対して、有機JAS認証を取得している農家はとても怒っています。しかし、改正される気配はありません。

 「有機」という言葉…実は有機農業推進法が制定される前は、有機JAS認証を取得している農家だけが使用することが出来る「錦の御旗」だったのですが、今では規制がだいぶ緩み、簡単に使うことが出来ます。私が農園を始めた頃は「有機」も「無農薬」も売り文句として使用することを禁じられていました。私の農園が有機JASを取っていないからです。

 なぜ、有機JASを取らないのか?という質問をされることがあります。そういった時、私はいつもこう答えます。国が定める有機JASも有機農業推進法も使用してよい化学合成農薬があるのです。化学合成農薬を使うのであれば、減農薬野菜やエコ農産物の仲間です。私はさらにその上を目指しています。これからも農薬と化学肥料を全く使わないで野菜を育てていきます。たとえ有機という言葉が使えなくても、勇気を持って野菜作りに取り組んでいきたいと思っています。

化学合成農薬を使って良い有機JAS以上の何にも使わない珠樹自然農園の野菜はいかがですか?http://www.farmer-s.biz/

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徒然なり | 21:40:24 | コメント(0)
地域活性化と町おこし!今後も続けていきます!
 ゴールデンウィークの最終日、5月6日に畑のある千葉県旭市で町おこしのイベントを行いました。日頃から農園の野菜をお買い求めいただいている飲食店の皆さんと私たちの農園を含めた数軒の若手農家が手を組み、農家が育てた自慢の農産物を飲食店の皆さんが1日限りのイベントメニューを考えて、お客様へ販売しました。事前のフライヤー広告の配布が功を奏したのか、3,500人以上の方が遊びに来てくれました。わずか6万9千人ほどしかいない旭市、その田舎にある公園の一角にこれだけの人々が集まってくれたことに驚きつつ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 「都市は造れても、田舎は創れない」と私は思っています。田舎の人は、洋服や雑貨を買うため、そして美味しい食事をするためにわざわざ都会へ出かけて行きます。田舎の旭市にも実は都会に劣らない雰囲気を持った先進的な料理人がいます。今回のイベントの目的は、「地元って結構楽しいよ!」というメッセージを若い人達に届けたいということがひとつ。そして、農家の人達にお客様と野菜を通してやり取りをする楽しさや喜びを知ってもらうことでした。「田舎」で生産者と飲食店がコラボするということはある意味で最強です。輸送費用などのコストがかからないためにリーズナブルでかつ新鮮な野菜と肉を料理人の方はふんだんに使うことができます。当日は、田舎臭さとはかけ離れた洗練された料理の数々がワンコイン(500円)で販売することができました。「田舎にいながら、先進的で斬新な料理を食べることが出来た!」というお客様の体験は、早くも次回のイベントに対する期待感を育んでくれることになりました。プレッシャーを感じつつも、来ていただけるお客様をさらに楽しませたいという意欲に燃えています。

 今回、数人のお客様から「旭市でも農薬と化学肥料を使わないで農業をやっている人がいるのですね!」と言われました。また、「最近はどじょうやおたまじゃくしが少なくなったね。イナゴも見なくなったのは農薬を使っているせいかな?」という質問も受けました。大規模かつ集約的な農業をしている方がほとんどの旭市において、私のような農家は少ないです。大規模な農家ほど機械と農薬無しでは農業は成り立ちません。集約的に1種類から3種類ほどの野菜を大量に作る薄利多売の農協システムに依存している農家がほとんどであり、農薬で病気や虫をコントロールしなければ大きな被害を受けてしまいます。安定供給が命題である現在の市場主義社会において、私のような農家は異端児です。しかし、今回のイベントでのお客様の反応でかなり勇気付けられました。

 私が販売していた野菜は「ミニ野菜」です。人参もカブもラディッシュも葉玉ねぎも全てミニサイズです。これまで、ミニ野菜は外食専門に販売していましたが、今回は「バーニャカウダセット」とも冠して販売をしました。田舎のお客様…私の地元なので「なんだこの小さい野菜は」とか「おろぬいた(←間引きした)野菜なんて販売しやがって」などと悪口を言われるかな~と思っていたのですが、あっという間に売切れてしまいました。というのも、私の野菜は日頃から地元の飲食店でサラダや肉料理の付け合せで使っていただいており、イベント当日に購入していただいた方の半数は、すでに珠樹自然農園のことを知っていたのです。とても嬉しかったです。そして、震災前まで地元での野菜の販売などまったく考えず、常に都内の飲食店ばかり見ていた自分を恥じました。

 「顔の見える農家」を日頃から目標にしてきました。地元ではさらに「農家に対して顔の見える料理人」そして「農家に対して顔の見えるお客様」との距離がとても近いです。若手の料理人の方々が必要としている野菜は、まさに私が育てる野菜とマッチングしています。大量にはいらないが、形や大きさや色が珍しい野菜を少しずつでもほしいのです。安心安全はいうまでもなく、味も美味しくなければならない。妥協は許されませんがその分やりがいを感じます。

 いよいよ夏に向けて忙しい日々が続きます。これからも自分本位にならず、お客様目線で野菜をご提供していきたいと思います。

小さなお子さんにも大好評!安心安全は当たり前!美味しい野菜はいかがですか?珠樹自然農園をよろしくお願いします
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徒然なり | 21:35:12 | コメント(0)
虫には慣れましたが…虫と話したいと思う今日この頃
 「春の嵐」「花散らしの雨」「夜来風雨の声…」などなど、春は天候が不安定になることが多く、この文章をまさに春の嵐が吹きすさぶ夜半に書いています。今年は2回、畑のある千葉県旭市は、強風を伴う台風のような、いや台風以上の嵐に見舞われました。最初の嵐は、夏の台風でこれまで数年、びくともしなかった鶏小屋の屋根に張ってあるプラスチック製の波板が吹き飛ばされました。それが、ビニールハウスのビニール屋根に突き刺さり、そこから風が吹き込んで、あやうく全壊するところでした。そして、4月に入ってからの嵐では、夜間に停電が起こったり、すさまじい風の唸る音にうかうかと寝ていることが出来ず、ついに夜中に畑とビニールハウスの様子を見に行ってしまいました。見たからといって暗闇の中、強風の吹きすさぶ中で何をどうすることも出来ないのですが…幸いなことに大きな被害はありませんでした。翌日になり、畑に行ってみると、猛烈な南風によって色々な物が畑に吹き飛ばされているのを目の当たりにしました。バケツやトタン、ビニール袋やペットボトルなどなど…普段はちらほらと道端にポイ捨てされたゴミが目についていましたが、いったいどこにこれほどのゴミがあったのだろうと思うほどのゴミを午前中いっぱいかかって拾いました。枯葉や木屑でしたら、自然に腐って畑の肥やしになるのですが、ビニール類だけは勘弁してほしいものです。

 自然相手に日々の農作業をしていると、自然の移ろいを肌で感じることが出来ます。土筆(つくし)や芹(せり)が出てくる春は、土の匂いも寒かった冬の頃と比べて変わってきます。草やアブラナ科の野菜は、花を一斉に咲かせ、ミツバチやモンシロチョウが畑を飛び回ります。素晴らしい季節の到来♪と思う一方で、野菜を食べてしまう虫が増えてくる季節が来たのだな~と実感する時でもあります。特に今年の春に大量発生しているのが「アブラムシ」です。アブラムシは、野菜の葉から養分を吸って生きています。繁殖力はとても強く、昨日は数匹しか見なかった野菜の葉に翌日にはビッチリと数百匹も殖えているというくらいの厄介な虫です。成虫は羽を持ち、次の繁殖地へ飛んでゆき、再び自らのクローンを産み出して繁殖を繰り返します。アブラムシは、「蟻(アリ)」と共生し、アブラムシが排出する蜜をアリが好んでおり、アブラムシが発生している野菜の株元にはアリが巣を作ってしまいます。アリは、野菜の細い根を食べてしまいます。野菜の根はこの細い根が養分や水分を土から吸収して育っています。細い根をアリが食べてしまうと野菜は弱って枯れてしまいます。さらにアブラムシは「コナジラミ」とも共生します。アブラムシが発生している場所には必ずと言っていいほどコナジラミが発生します。このコナジラミの排泄物は「すす病」という野菜の病気を発生させてしまいます。野菜の葉がまるで煤がついたように黒くなり、この黒いすす状の物質が野菜の葉へ次々と広がってしまいます。すす病が広がった野菜は光合成が出来なくなり、やがては枯れてしまいます。

 アブラムシもアリもコナジラミも小さな小さな虫です。そして、殺虫剤にはめっぽう弱い虫なのですが、農薬と化学肥料を使わない農業においては、とても厄介な連中です。防除する手段としては、アブラムシの成虫やコナジラミが好む黄色や青色の粘着テープを畑に設置して、誘引して捕まえるという方法があります。例年では、この方法で発生の初期段階で成虫を捕殺し、被害を最小限で食い止めることができていたのですが、今年はそうはいきません。なんと粘着テープが成虫の数が多すぎて、粘着力が弱ってしまうほどの大発生が起きており、粘着テープを換えても換えてもどんどん成虫が着き、捕食しきれない状態になっています。飛散した成虫は、コロニーを増やし、繁殖を繰り返します。捕食から逃れた成虫をホースの水圧を強くしたシャワーで野菜の葉から洗い落とす方法も行っているのですが、やった当日は大量のアブラムシが地表へ洗い流されて、野菜の葉がきれいになります。しかし、翌日には数百匹のアブラムシが復活して野菜を吸汁しています。

 この害虫の大発生は異常気象と関係があると言われています。子孫をなるべく多く残すことで異常気象に備えるという行動。人間は退化してしまった危険察知もしくは予知能力が引き金となって害虫が大量発生しているとすれば、人間がこれまで地球にダメージを与え続けたその報いを受けている現象が「因果応報」のようで…怖いなと思いつつも、次なる害虫の大発生はしないでおくれよと願うばかりです。虫と話せる能力があれば、「このエリアの野菜は君達が自由にしていいよ!そのために一生懸命に育てるよ!」などとごまかしが聞くのですが。

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徒然なり | 21:31:40 | コメント(0)
冬の野菜高騰に一言申し上げます!
 厳寒の2月の寒さがようやく和らいで、朝晩の冷え込みもだんだんと緩くなってきたと思ったのもつかの間、畑のある千葉県旭市は冬でも温暖な気候なのですが、2月下旬には2回も雪が降り、あたり一面が雪景色になりました。雪は10cmくらい積もりましたが、小学校は自由登校になったところもあり、登校した子供達は雪合戦や雪だるまを作って雪遊びを満喫したようです。車がほとんど走らない日の静けさ、近くの小学校から聞こえてくる子供達の歓声を聞いているととても心が穏やかな気持ちになりました。しかし、雪が降ったせいで交通事故が多発したのか、冷え込んだせいで体調を崩す人が多かったのか、救急車がサイレンを鳴らして通り過ぎていく音が頻繁に聞こえてきました。雪が降ることで喜ぶのは子供達、車が少なくて静かだという良い点もありますが、弊害も多々ありますね。

 キュウリやトマトをビニールハウスで作っている農家は、今冬の厳しい寒さでほとんど儲けがない状況になっています。暖房機を動かすための燃料価格が上昇していることに加えて、暖房機械の稼働時間が延びているために燃料の消費量が増えています。儲けが薄いこのような状況が毎年続くと「作らない方がいいんじゃないか」ということになります。真冬に夏野菜を作る必要性があるから農家は作っているわけですが、冬のトマトやキュウリは正直なところおいしくありません。トマト好きな私の息子は冬の間は食べません。茄子やピーマンもそうですが、いつから野菜は一年中あるのが当たり前になったのでしょうか?夏野菜を真冬に作る大変さ…そこまでして食べる必要があるのか、疑問に思ってしまいました。

 ひとつには食文化の変化が原因であるかもしれません。例えば、茄子やピーマンを加えるだけで簡単に本格中華のようなレトルトが何種類も売られています。そもそも中国で一年中、これらの野菜が手に入るのかという点は疑問ですが、広大な国土を有する中国では北から南まで様々な気候が見られます。野菜も多くの種類が作られているので食材もバリエーションがあるのかもしれません。しかし「医食同源」の理念に基づいた中国の食生活を考えると冬に夏の野菜を食べているようにはとても考えられません。だとすれば、「中華レトルト」は日本が生み出した「和製」中華料理なのでしょう。「和製」という料理は、旬を無視している部分が多く見受けられます。イタリア料理でも真冬にバジルを使いたい料理人の方がいます。望めばほとんどの食材が手に入る日本ならではの食文化の崩壊なのかなと思います。

 イチゴの旬は真冬であると思っている日本人はとても多いです。クリスマスケーキにイチゴは欠かせません。しかし、他の国を見てみると、イチゴやフルーツがケーキに挟まっていたり、ケーキの上に並んでいたりするクリスマスケーキはほとんどありません。雪が降りしきるヨーロッパやアメリカのクリスマスシーズンにイチゴが畑で作れるわけがありません。本来、イチゴの旬は春です。低温によって花芽がつき、実ができるようになります。ところが日本では、夏の間に人工的に低温装置を用いて「架空の冬」を生み出し、イチゴの苗に「冬が来た」と思わせます。その後、秋にビニールハウスの中へ植え付け、寒くなると加温して「春が来た」と思わせます。そうしてクリスマスシーズンにあわせてイチゴの出荷量のピークを調整します。ですから、日本のクリスマスケーキとイチゴの旬はやはり「和製」であり、これはもしかすると「日本のイチゴの旬は冬」と言ってしまっても良いのかもしれません。

 年明けからしばらくの間、葉物野菜が高騰しているというニュースを連日見かけました。葉物野菜が高くて買えないという主婦の方々がその代替として買っているのが、なんと「冷凍野菜」というので驚きました。冷凍食品は割高感があるので敬遠するのではという印象があったのですが、今年の冬はかなり売れているようです。しかし、冷凍野菜の原産地は中国とアメリカがかなりの割合を占めているのですが、ともかく安いもの志向の消費者は気にしないで買っているようです。私は餃子事件のことが未だに頭から離れないので中国産の食品は避けています。肉や魚は多少高くても騒がれませんが、「野菜=安い」のが当たり前のような日本。ちょっと価格が上がると生野菜を避けて、外国産の冷凍野菜を買いに走る人々。なのに外食やファーストフードの割高な食べ物には高くてもお金を出す。これでは農家の労働意欲は低下するばかりです。

 「今年の冬は葉物農家が儲かっているでしょう!」と聞かれますが、実はあまり儲かっていないのです。野菜の価格が高騰するということは、売る野菜が少ないということの裏返しに他ありません。儲かっているのは中間流通を行っている業者ばかりです。「大量生産、大量消費」はデフレの象徴であり、わが国の浪費社会を支えてきた悪の構造です。「物が少なくなって野菜の価格が高くなった」今冬の状況はいわゆるインフレにあたります。今後、農業の生産者が減り、物が少なくなり、野菜の価格は確実に上がります。そうなる前にTPP参加によって安価な野菜が輸入されるようになるかもしれません。高くても安全な日本の野菜を買うのか?安いけど不安要素満載の輸入野菜を買うのか?選択肢が広がることで消費者の方は良いかもしれません。しかし、残留農薬などの事故が頻発しそうな気がします。
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徒然なり | 21:28:13 | コメント(0)
これからの農業って…政策と農家が望んでいることのかみ合わないことっていったら・・・ひどいもんです
 太陽のありがたみをとても感じる1月2月。よく晴れ渡った日の翌日は、放射冷却でよけいに冷え込むのはわかっているのですが、お日様が出るのを心の底から待ち望んでしまいます。逆に、朝からどんよりとした曇り空や雨の日は、厳しい冷え込みは無いのですが、いつまで経っても体が温まらず、そして気持ちもどんよりしてしまいます。しかし、雨が降ってくれないと空気が乾燥して風邪やインフルエンザが流行してしまうし、畑の土も乾いてしまい、強風が吹いたら飛ばされてしまうので、テンションがどうこうという以前に冬の雨はとても重要です。一方、太陽が憎らしくなる季節。夏は毎日、「曇ってくれ~!雨よ降れ~!でも台風は来るな~!」と願っています。しかし、冷夏になって日照量が足りなくなってしまったら大変なことになります。ナスは色づきが悪くなってしまうし、ピーマンやトマトなども実のつきが悪くなってしまいます。キュウリも曲がっているものばかりになってしまいます。暑さに辟易しながら、とりきれないほどの大豊作の夏野菜を恨めしく思うのか、冷夏で体は楽になるけど、品質や収量が低下してしまうのが良いのか。当然、夏はキッパリと暑くなってくれないと困ります。しかし、近年の異常な猛暑とゲリラ豪雨は勘弁願いたいですね。

 2月に入ってすぐ、市の農水産課から「人・農地プラン」というものの説明会が開催されるので出席するようにという連絡がありました。それに出ないと各種補助金や認定農業者として認められなくなるようなことを文面に書いてあったので出席しました。もっとも、私の農園は小さいので補助金など利用する予定もないのですが、「人」というキーワードが入っていたために興味が沸きました。ちょっと話は逸れるのですが、「認定農業者」という呼称は嫌いです。認定農業者とは、その地域で見本となるような農業経営を行っている農家に対して、市町村が経営状況および経営計画を基に認定をした農家のことです。畑がある旭市は、認定農業者と一般農業者を線引きしている風潮があるのでとても嫌です。今回の「人・農地プラン」も、まずは認定農業者の皆様にご理解とご協力をいただき、その後、市内全域に定着させたいと会の冒頭で言っていました。

 話が逸れましたが、このプランは何なのか?ざっと説明しますと…近年、農業は高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など様々な「人と農地の問題」があり、中長期的な展望が描けない地域が増えているので、この諸問題を解決しましょうというのが目的だそうです。方法としては、今後の中心となる農家を決定し、その農家へ土地を集めるとのことでした。これまでの日本の農業、いや農村の在り方を根本的に覆す政策だと思います。一番ばかばかしいと思ったのは、中心的な農家としてプランに位置づけられた場合のメリットとして強調して何度も書かれていることは、「各種給付金が受けられることと借り入れ資金の無利子化」です。

 「またか!」と思いました。80年代の自民党政権時代、農家はコンバインや米の乾燥機、大型のトラクターなどを多額の補助金や給付金を利用して競うようにして購入しました。一軒一台の時代到来です。それまでは、高価な農機具などは共同で購入し、田植えも近所総出で行い、稲刈りもみんなで助け合いながら共同作業で行っていました。まだ、農村が温かみを持っていた時代の最後の方を少年時代に体験している私にとって、農業の大規模集約化は、まるで雑木林をなぎ倒す大型機械のようなおぞましさを感じます。90年代に入ると米の価格が下落し、農家は多額の機械リース代や借金を返済することに追われるようになり、農村内はギクシャクとした雰囲気になりました。農家同士の仲が悪くなり、野菜の価格や相場に一喜一憂したり、自慢しあう風潮になったのもこの頃です。
さらに「分散錯圃解消協力金」なるものについても説明がありました。「中心となる農家の土地に隣接する農地を所有している者もしくは借りて耕作している農家が、中心となる農家に10年間以上の賃貸契約を結べば、交付金がもらえる」というものだそうです。ということは、土を肥やしてやっとおいしい野菜が作れるようになった農地も、借地である場合、地主が交付金欲しさに契約を解消してくる可能性があるわけで…じっくりと土づくりをしておいしい野菜を育てる有機農業など要らないと言われているような気がしてなりません。

 機械化された大規模集約型農業は日本の農業を救うのか?絶対に無理だと思います。現在、新規就農者の半数以上は有機農業を志しています。そして、若い世代が農業に求めていることは、農村の持つ様々な文化や風景、伝統的な手間のかかる技術など、近代化によって排除されつつある「昔ながらの」ものです。消費者もそういったものに惹かれている人がたくさんいます。なのに政策はどんどん真逆の方へ向かっています。「人・農地」と言っているのにもかかわらず、薄利多売の大規模近代化を目指す一部の人々にしか恩恵は与えられず、小規模ながら頑張っている農家や消費者を省みない愚かな政策だということに早く気づいてほしいものです。
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徒然なり | 21:24:14 | コメント(0)
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