■プロフィール

tamaki

Author:tamaki
FC2ブログへようこそ!

■最新記事
■最新コメント

■最新トラックバック

■月別アーカイブ
■カテゴリ
■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QRコード

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
野菜を売るということの大変さ
 8月の前半は、連日の猛暑によって、各地で熱中症が原因で病院に運ばれる人が急増し、異常ともいえる暑さが続きました。ところが、お盆を境に雨模様のぐずついた天気が続き、涼しいというか肌寒いくらいの陽気になったかと思いきや残暑が復活し、またもや「暑いですね」が日々の挨拶になりました。

 私が子供だった頃(約30年くらい前でしょうか)と比べても、明らかに暑さが厳しくなっている感覚があり、夕立も結構あったような記憶があります。ご年配の方に聞いても、やはり、ここ数年の暑さは、人生数十年の中で最も暑いという方が多いです。今年は、ついに防災無線(田舎ですと朝7時と夕方6時にメロディーが流れたり、行方不明のご老人を探しているというメッセージなどが流れる屋外放送)で「高温注意報が発令されました」という放送が連日流れていました。内容は「日中の屋外での作業は極力控えて、水分を多めに摂り、汗をかかないようにしましょう」ということでしたが、畑での作業は暑いからといって手を抜くことがあまり出来ません。汗を大量にかくために、一日にシャツを何回も着替えたり、飲み物を大量に飲んだりするのですが、太陽の光と暑さからは逃れることが出来ません。「早く秋にならないかなぁ~」と願いつつ「今日は曇るかなぁ~」と青空を見上げて、蚊取り線香を腰にぶら下げて、日々の作業を頑張っていました。

 お盆過ぎから都内の某高級デパートで2週間、「旭市のこだわり野菜」という名目で販売をさせていただきました。そのフェアの間、一日だけ試食販売のために店頭に立ったのですが、そこで様々な経験をすることが出来ました。以前、千葉県内の郊外にある多目的ショッピングモールのバックヤードに入ったことがありました。「人がずいぶんせわしなく動いているな」という印象があったのですが、都内のそのデパートのバックヤードは、さらに狭くて、大勢の人がもっとせわしなく動いていて、所狭しとダンボールが積まれていて、方向音痴の私はどこがどうなっているのか全く覚えられず、すれ違う店の人に場所を聞いても「私はわかりません」ばっかりだし。。。やっと目的地にたどりついたら、着替えは野菜を洗ってびちゃびちゃになっている部屋の一角でさせられるし。。。デパートの社員のような接客マナーを徹底的にマスターしなさいと言われるし。。。やっと野菜が陳列されている棚で試食販売を行えるようになるまでは、苦難の連続そして愚痴のオンパレードでした。誰かが言っていました「あんなに人に対して偉い人って居るんですね」と。

 私は、これまで色々なところで試食販売を行ったり、商談会で多種多様な人々を相手にしたりという経験があるので、多少は割り切って考えることが出来ます。どう割り切るのかというと「信じられないくらい高い値段で野菜が売れる場所で販売していただいているのだから、大概のことは我慢しなければ…」という気持ちです。しかし、野菜を作って市場や農協に出荷するのが一般的である農家の方々は、この対人関係や堅苦しいマニュアルに辟易してしまうのが普通であると思います。そして、自分が作った野菜を消費者のみなさんへ直接的に売り込んでいく場合、良かれ悪かれ様々な意見がフィルター無しで聞くことが出来ます。

 千葉県旭市ということで野菜を売っていたのですが「津波で大変だったでしょ」「野菜の風評被害が大変ねぇ」とか「朝から野菜の即売を生産者自身がいらして偉いね」という嬉しい言葉をたくさん頂いた一方で、「旭市の野菜なんて売らないで欲しいわ!放射能が付いてるでしょ!」とか「千葉県…もっと西側の地方の野菜を買おうよ」という貴重な意見もごく少数ですが聞くことが出来ました。こういった思いやりのない発言をする人々に対する私の気持ちを率直に申し上げますと「原発から数十km圏内に住まわれているたくさんの人々のことを忘れないでほしい。彼らが置かれている日常は、旭市の野菜の放射性物質濃度なんてかわいいくらいに切羽詰って緊迫していることを…」正直まだそんなことを言っている人がいるんだな~と思いました。」

 今回、高級デパートの華やかな表舞台からは全く想像することが出来ない舞台裏とそこで働く人々を「やっぱりな~」という気持ちで確認することが出来たことと根強い風評被害の信者のような人々を発見することが出来たことが大きな収穫です。同時に震災以前からごひいきにして頂いているお客様のみなさんのありがたさを改めて感じました。これからも気持ちの分かり合えるお客様のご期待に応えられるように美味しい野菜を作っていかなければと強く思います。 おいしい農薬と化学肥料を使わない野菜は→珠樹自然農園

スポンサーサイト

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

未分類 | 22:20:38 | トラックバック(0) | コメント(0)
農業大国?滞国?耐国?諦国?ニッポン

 畑のある千葉県旭市は、9月下旬あたりから急に「秋」めいてきました。しかし、昼間は夏のような暑さ。。朝晩は晩秋のような肌寒さという風邪を引いてくれといわんばかりの気候でした。これだけハッキリし過ぎていると野菜の生育にもあまり良い影響を与えてくれません。さらに追い討ちをかけるように、長雨と局所型の短時間集中豪雨が続いた10月は、普通栽培の野菜でさえ生育が間に合わず、野菜価格は高騰しました。その対策のために国が農家に通達した内容を見てビックリしました。それは「野菜が全国的に品薄なので、これを解消するために早どりをして出荷してください。」というものでした。本来は来月に収穫を迎えるはずの野菜を早どりすることで、その先、何かしらの自然災害が起きたら、再び前倒しで収穫を農家に督励するのでしょうか?現場をほとんど知らない役人の後手後手の愚策に農家が振り回されなければ良いのですが。

 コメに関しても、今年は豊作だった半面、1等級の割合が激減し、調査をはじめて以来、最悪の数値になるようです。豊作でコメの価格は下落し、等級が下がったことと相まって、生産費用を回収しきれない農家が続出しています。それに対する国の考えを聞いて、またビックリです。「そのための戸別所得補償制度じゃないですか!」と声高々に言っていましたが、本当にそれで良いのでしょうか?

 天災や農産物の価格低迷によって発生した農家の赤字を国のお金を使って穴埋めをする。その財源は・・・農業に関係の無い国民の税金だと思えば、農業はますます厄介者扱いされていくばかりです。そして、この補償制度を悪用といっては語弊があるかもしれませんが、補償される金額分を天引きしてコメの買い取り価格を設定している卸業者も増えているようです。これでは、中間業者に美味い汁を吸わせるだけの悪法であり、農家は翌年度の費用を捻出するために四苦八苦し続けるだけです。これまで、コメの公定取引額が数百円変動するだけで大騒ぎしていた農家の方々が今年は妙に静かです。その訳は、「今までは、(兼業農家で先祖代々の田んぼだから)どうせやるなら、ちょっとでも高く売れたほうが嬉しいでしょ!」でしたが、「今年は、暑くて作業が大変だったから人間の体にもこたえた・・・なのにコメがとんでもない安値で・・・ぐうの音も出ないよ」と稲作をやっている意義そのものを失いかけている状況です。と、農業の大変な側面ばかりを述べてしまっては、「農家って大変でしょ~?」とお客様に言われてしまうので、話題を変更します。

「熟語を別の言葉に変えてみましょう!」という言葉遊びを授業の1コマに取り入れている先生がおりまして、先日、「農業」についてやってみたという報告を受けました。1番多かったのは、やはり「NO業」で、大変そうだからとか、3Kっぽいからやりたくないという意見が続出したようです。他には、「脳業」「能業」「納業」という顔ぶれでした。

「脳業」は、考える職業、クリエイティブな職業という意味合いが含まれているようで、嬉しいやら恥ずかしいやらのベストネーミング賞を差し上げたいです。「農業にマニュアルは無い」というのが私の持論です。基本的な部分はもちろんあり、それを習得した後は、どれだけ洞察力と観察力、そして想像力があるかで野菜の出来栄えは変わってくると思っています。長年の経験が無い若輩者の言い訳かもしれませんが、私が師事してきた玄人農家の方々は、「最終的には勘(センス)だよ!」と口を揃えて言っていました。その勘を磨くためには、「野菜に這いつけ、野菜に張りつけ」が必要だと良く言われました。「野菜に這いつけ」は、野菜の目線で観察することであり、「野菜に張りつけ」は、暇があれば野菜を観察していろということです。野菜を見ていれば、その向こうに畑が見える。次に何の作業をどの順序でやったら良いかを考える良い時間だと言われて、なるほど~と思いつつ、たびたび居眠りをしてしまい、叩き起こされたという苦い記憶があります。

 他にも「能業」は、能動的という意味合いが含まれており、積極的に何でも一人または家族単位でこなしてしまうイメージがあるとのことでした。また、「納業」は、納得がいく職業という意味合いがあるようで、成功しても失敗しても自分の意思で野菜を作るのだから納得がいくでしょうとの意見でした。

 農業は、自然が相手であり、大変なことも多々あります。しかし、それを上回る様々な興味深いことの連続で、楽しみながら仕事をすることが出来る最高の職業です。今後とも初心を忘れずに頑張っていきます。

美味しい無農薬有機野菜は→珠樹自然農園のFARMER'S MARKET



未分類 | 22:25:26 | コメント(0)
猛暑の爪あと

 9月初旬に発生した台風9号は、1ヶ月以上、雨がほとんど降らなかった畑を潤してくれるな~と安易に考えていましたが、とんでもない記録的な大雨をもたらしました。「記録的な猛暑のあとは、記録的な大雨です」とニュースのアナウンサーが言っていましたが、今年の日本は、まさに「熱帯」そのもので、畑のある千葉県北東部は、スコール(夕立)すらも降らない「砂漠」の気候でした。短時間の大量な雨は、都会では下水や排水路から濁流となってあふれ出しましたが、農園の周辺は田んぼや雑木林が多いために翌日には水が全く溜まっていませんでした。畑も浸水することがなく、また、稲刈り直前の米も倒伏することなく持ちこたえてくれて良かったです。

 
今年の夏は、大雨でも水溜りが出来ないほどに乾燥しきっていました。秋に収穫を迎える野菜の収穫量は大ダメージを受けています。特にサツマイモや里芋、落花生に対する被害が顕著です。通常でしたら、邪魔になるほど地面を覆いつくすサツマイモのつるが、今年は、植物自体がようやく生き続けることが出来る程度に茂っているだけであり、「芋は出来てるかな・・・大きくなるかな・・・」と非常に不安です。里芋も地上部の葉が枯れてしまっている光景をたびたび見かけます。里芋が十分に肥大する前に葉が枯れてしまっては大きな芋は期待できません。落花生もまた枯れている畑を多く見かけます。また、開花期に水分が必要な落花生にとって、今年は非常に過酷な気象条件でした。落花生は、その名前の通り、花が咲いたあとに地面へ向かって花が落ちていき、そして土の中に潜っていきます。今年は、土にたどり着く前に花が枯れてしまっています。また、植物自体も水が無く、枯れあがっている場所も見かけます。

 私は、農業に携わってまだ数年ですが、知り合いのベテラン農家に聞いても、「サツマイモのつるがえしをしない年なんてなかったべよ!!」と言っていました。「つるがえし」とは、サツマイモはどんどん伸びていく「つる」の節から根をどんどん伸ばします。つるがえしをしないと植えた所以外のとんでもないところにサツマイモが出来てしまいます。最初に植えた所は肥料が設計されていますので、美味しいサツマイモが出来ますが、通路などに出来た芋は収穫したとしても味が劣るために販売はしません。

 では、水が不足しているから育ちが悪くなってしまったのかというと必ずしもそうではありません。特に砂質土壌(砂浜の砂に粘土が少し混ざった程度の土)である九十九里沿岸では、水の持ちが悪いために朝と夕方に水を与えたところで「焼け石に水」です。朝から夕方まで水を与え続ければ良いでしょうが、サツマイモは「高温・乾燥」を本来好む野菜なので、水の按配を間違えると腐ってしまいます。里芋は「高温・多湿」を好むので、水を与え続けることで今年の夏を乗り越えることが出来たと思いますが、ランニングコスト(地下の水や水路の水などをくみ上げるためのポンプの燃料や電気代)を考えると何十日間も経費がかさむことは避けたいものです。

 
しかしながら、旬の野菜を待っているお客様のことを考えると何とか収穫までもっていきたいという気持ちは普通の農家さんよりも強いと思います。一般の農家であれば、さっさと次の野菜を植えるために撤去してしまえば良いのです。農家個人の収入は減少しますが、切り替えが早く出来ます。しかし、当農園では、八百屋と発送のお客様のことと飲食店の方々のことを第一に考えています。そのため、「何とか少しでも」という、良く言えば「お客様の希望をかなえるために在庫を全て出し切ります」なのですが、悪く言えば「貧乏根性」といいますか、「小さくても形が悪くてもせめて1本でも・・・玉ねぎは玉ねぎ」という気持ちになっていました。でも、それは結果的にお客様へ良い印象を与えないのだなと気付きました。それは、玉ねぎの在庫が残り僅かになったときのことです。小さい玉ねぎしかなくなってしまい、つい売り物として価格を下げてだしてしまったのですが、その玉ねぎを見て、あるお客様が「大ぶりのらっきょう」という表現をされました。この一言は、作り手として非常に恥ずかしくなりました。と同時に、大きな勘違いをしていたなと気付きました。「玉ねぎ」を欲しがっているお客様は「普通サイズの玉ねぎ」を欲しているのであり、「残り僅かの全ての小さな玉ねぎ」は要らないのです。当然ですよね。そして、作り手としてこの当然の部分が麻痺していた自分を改めて恥じました。今後は、味だけではない使い勝手も普通の野菜という条件もしっかり踏まえたうえで取り組んでいきます。

無農薬の美味しい野菜は→珠樹自然農園のFARMER'S MARKET



未分類 | 22:24:34 | コメント(0)
自然?不自然??

 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を頼りに「灼熱猛暑」の8月を何とか過ごしてきましたが、今年は9月に入っても未だに太平洋高気圧がガンガン頑張っており、「残暑」なんていう暑さを名残惜しむ気分には甚だなりません。とはいっても、季節はちょっとずつ「秋」に移行しており、暑さが和らいだと思ったら、あっという間に暗くなってしまう様子は「秋の陽はつるべ落とし」というたとえを連想しますし、虫の鳴き声や朝晩の涼風にその気配を感じます。

 
畑のある千葉県北東部は、本当に雨が全く降らない夏でした。月間降水量がなんと34mm!それでも緑が無くならない日本の風土の懐の深さに改めて驚きました。そして、野菜の強さ!土の表面は、連日40℃は越えているであろう環境にあって、必死に根を土の深いところに伸ばし、水を吸ってたくましく育っています。特に今年の夏は、小松菜や水菜といった葉物の根の長さに感動しました。しかし、茄子やズッキーニ、きゅうりなどの果菜類は、例年と比べると収穫量が激減してしまいました。その理由として考えられるのは、「花粉」の乾燥です。通常、果菜類は、早朝に開花して自家受粉(人間や虫が受粉を手伝わなくても自ら受粉して実をつける)もしくは他家受粉(人間や虫の手によって雄花の花粉を雌花につけてやらなければ実をつけない)をするのですが、今年の夏は、24時間いつでも暑くて乾燥状態にあったために受粉がうまく行なわれずに花が落ちてしまいました。そのため、乾燥を和らげるために与える水の量を増やしたり遮光をしたりと対策を施したのですが、その現象に歯止めが利かず、お客様にはご迷惑をお掛けしてしまいました。

 今年の夏は自然現象に対する人間の脆弱さを再認識しました。そして、植物工場だったら管理する人間も汗をかかず、野菜の生育も自然環境に一切左右されないんだなと思うと「すごいな!」と思いました。

 「自然」「不自然」という線引きはいったいどこにあるのでしょう?スーパーや全国チェーンのレストランは、毎日、大量の食材を確保しなければならず、野菜に関しても大量が「自然」であり、その視点からみると植物工場はごく自然な理想の農業であると思います。逆に、植物工場や水耕栽培を「不自然」であるという方はたくさんいます。しかし、視点をかえてみると、ファミリーレストランのメニューに「サラダ」が無ければ「不自然」「ありえない!」と多くの方が思うでしょう。そして、「安くなくてはならない」という鉄則があるのです。。。とは、先日、ある外食チェーン店の物流を管理している担当の方に聞いた言葉です。例えば、「サラダ」の食材を全国の各店舗に配送する時に「1日にさばける量+余剰分」を送りますが、その時点で余剰分は、廃棄量(廃棄にかかるコスト)と見なすそうです。正直なところビックリしました。そして、生産者として腹立たしくなりました。でも、その理由を聞くと、どうも日本の社会構造そのものに大問題があるようだと気付きました。

 
24時間営業で真夜中にサラダの注文が入って、お客さんに品切れとは言えない。サラダが11000円以上の金額では注文が入らない。でも、メニューには必須。仕入価格やコストを抑えて安い値段で、36524時間必ず無くてはならない「サラダ」の材料を確保しなければならない。となれば、膨張しすぎた外食産業から見れば、植物工場は全知全能の農法であるといえます。

 
最近、外食関係の方から質問を受けるパターンが3種類に分かれています。どういった野菜を作っていますかという「種類型」、どれくらいの量をだせますかという「量型」、そして、おまかせしますという「鮮度型」です。農薬と化学肥料を使わないために生産量が安定しないという考え方は、有機栽培のイメージとして一般化していますが、当農園でも例外ではありません。しかし、「量」を確保することが出来れば、慣行栽培にも植物工場にも劣らないであろうと自負しています。量を確保することが出来る農法を模索しつつ味も落とさない栽培方法を日々考えて野菜作りに励んでいきたいと思っています。

おいしい無農薬野菜は→珠樹自然農園で♪



未分類 | 23:24:50
農家百様~いろんな農家がいます~

 関東各地のゲリラ豪雨や九州地方の長雨にびっくりした7月。。。畑のある千葉県北東部、さらにいうなら、九十九里沿岸では、ほとんど雨が降りませんでした。梅雨の季節は、曇りの日や雨の日が大半を占めるために気温や湿度が高くても例年ならば何とかしのげるのですが、今年は、日中晴天の夜間「雀の涙」ほどの少雨というパターンがほとんどでした。そのため、日中の作業は「暑いね~!!」が挨拶のようになり、次第に「また晴れてるね・・・」とか「雨雲よこっちに来い!!」という順応というか諦めといいますか。。。しかし、誰かに頼まれて農業をやっている訳ではないので、暑い日もあれば寒い日もありで覚悟の上です。

 
畑はといいますと雑草に圧倒されそうな状況です。夜間の少雨と昼間のカンカン照りが雑草の生育にすこぶる適しているようでスクスクというかわいい表現では済まされない。。。何といいますか、ゾワゾワッというような勢いで繁茂しています。先日も知り合いの小学生から「おじさん草取りさぼってるから、畑が草ボウボウになちゃうんだよ!」といわれて、「おじさんは除草剤を使わないから草を取っても取っても後から後から生えてきちゃうんだ~」と説明をし、納得してくれました。畑のある旭市は、近くに水田や畑がまだまだ多くあり、農家の方々はしっかりした管理を行っています。ですから、前述した小学生が「さぼっている」から草が繁茂したと思うのも当然なのです。私自身も幼い頃に祖父の畑で草取りを手伝っていました。今から30年近く前の話ですが、その当時、祖父が言っていた言葉を今も覚えています。「草を1本も生やさない畑は、年寄りが元気か(←農家をリタイアして草取りを日々の日課として行なっているという意味です)、見栄っぱりの畑だよ。田んぼも同じ。アワやヒエ1本許さない農家はつまらん人間だよ」ちょっと語弊があると思いますが、その当時の言葉をそのまま使いました。というのも、「農家はいろんな人がいるな~」と思うことが最近多々ありまして少し触れたいと思います。

 
私が比較するのは「篤農家」と「ダメ農家」。私自身、まだまだダメダメ農家なので言いたい放題です。「篤農家」と思う人々が今年に入って数人、亡くなりました。私が大学の講義をサボって泊りがけで研修をしていた農家の方々です。当時は、ネットがまだ普及する前で新聞や農業雑誌で連絡先を入手し、電話で交渉しました。今みたいに農業ブームなど皆無でしたので、「何で大学生が夏休みでもなく、手間賃も無しで農業の手伝いに来んだ?!おめー!おらの財産か娘が目当てか!!」と本気で言われたこともあります。何とか、「畑を見せていただくだけでも~」と懇願して了承をいただき、寝袋と着替えと足袋をリュックに入れて出発!!あとは酒を酌み交わし、私の熱意を伝えれば大概の農家は「居ること」を受け入れてくれました。そういった出会いで、畑を手伝い、だいたい1ヶ月はしがみ付いて、技術や知識を吸収させていただき(←わざわざ時間を設けて教えてもらうということはほとんど無かったです。目で見て、自分でやって覚えろ!!というスパルタでした)、帰る頃には「大学生やってるのもったいないよ!農家に早くなったほうがいい!!」とありがたいお褒めの言葉を頂戴しました。時間の経つのは早く、あっという間に十数年。亡くなった師匠の方々にせめて線香の1本でもと思い、ご遺族に連絡するのですが、皆さん決まったように「あんたにそんな時間があるわけないでしょ!畑休んで、線香あげにきたら、死んだじいちゃんが化けて出るぞ!」と。本当にありがたくて涙が出てきます。

 
と、比較するのも煩わしいのですが、当農園のやり方にいちいち文句(←ありがたいアドバイスとしては受け取れない)を付ける「ダメ農家」がいました。雑草を火炎バーナーで焼いて、種ごと焼いてしまうしか方法は無い!!と。野焼きは市の条例で禁止だと伝えても耳を貸しません。かといって、自分で実践しているのかというと経験無しです。効果を私に試させたいようです。他にも、肥料が足りないとか野菜の仕立て方が悪いなどとあげればキリがないのですが、先日、かなり滑稽な場面があり、その後、このダメ農家は大人しくしています。それは、いつものように当農園の畑の近くに来て、色々畑の批判を始めたちょうどその時、私の携帯に着信音。相手は、この農家の息子でした。野菜の作り方や病虫害、肥料などの相談を頻繁に受けているのですが、その時、思わず私は「○○さんのお父さんが色々私に野菜のことを教えてくれているから、今後は親子で農業教室でも開いたら?」息子にだいぶ怒られたようで大人しくなりました。

 
教えを乞うてもなかなか教えてくれない農業の玄人、聞いてもいないのに自分のやり方を押し付けようとする経験年数が長いだけの農家、自分のやり方をしっかりと信じて、真摯な気持ちで野菜作りに励んでいきたいと思います。

おいしい野菜は→珠樹自然農園のFARMER'S MARKET



未分類 | 22:38:55 | コメント(0)
次のページ

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。