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秋のアブラムシはおいしいカブが大好き!

 8月下旬に千葉県北東部をかすめた台風11号は、刈り取り間近の稲をなぎ倒していきました。あちこちの田んぼでは、コンバイン(お米を刈り取って、もみ米だけをためて、茎葉はバラバラにして排出する乗用の稲刈り機械)で収穫をするのですが、その機械の前方に稲を機械でちゃんと刈れるように稲を起こす作業をする人が今年は必要でした。高齢のおばあちゃんが腰を曲げながら11株の稲を鎌で起こしていく作業を見ていると、見ている私の方がしんどくなるような単調で長時間にわたる作業です。

 近い将来、今の日本の農業を支えているプロの人々(農家)は激減します。また、それに伴い、「名人芸」と呼ばれるような技術や知識も失われていきます。「農業」は、化学的に裏打ちされた手法だけでは網羅することが難しい仕事です。私が若い時、土の水分や湿度、野菜の体内の養分濃度などのほとんどを分析機器に依存した「農学」を学んでいました。実際、農家に研修に行った時に「マメを播くタイミングは、土がこれくらいの湿り気と固さの時だよ」と土を握っている農家を見て、「後で土をもらっていって、最適な土の状態を機械で分析して数値化すればいいや」と大して本気に話を聞いていませんでした。ところが、いざ自分が農業を始めた時、頼みの分析機器などはありません・・・触覚・視覚・嗅覚などが最大の武器なのです。鼻っ柱をへし折られた思いでした。

 私の持論ですが、「良い野菜を作る方法をマニュアル化することは可能だが、おいしい野菜を作る方法は、経験と日々の観察、そして、こだわりが重要である」と思っています。農家の中では私達は30代でまだまだ若く「経験」が乏しい「ひよっこ」です。70代のおじいちゃんが「米作りは毎年1年生だよ」と言うくらい農業は、様々な要素がからんでおり、前の年と同じように(=例年通り)やれば大丈夫だろうということがほぼありません。私達は、経験をカバーするために日々の野菜の観察に力を入れています。色や照り具合、葉の垂れ方、水滴の付き方などなど、あげればキリがありませんが病虫害の発生の初期段階と肥料の切れはじめを観察によって発見することですぐに対処すれば、その後の生育が良好になりますが、見逃すことによって手遅れになってしまった経験も多くあります。

 秋に播く野菜、例えば、キャベツやブロッコリなどの苗の段階やカブや大根といった根菜類の芽が出始めの時期にアブラムシによって被害を受けることが多々あります。気がついたら葉の裏側にビッシリとついていて、アブラムシが媒介したウイルス病(カブが腐ってしまう病気など)も感染していて・・・という経験がありますが、今年は絶好調の生育を今のところみせている「カブ」について少し書きたいと思います。

 「カブ・かぶ・蕪」は、栽培の歴史が古い野菜で、アフガニスタン原産のアジア系と地中海原産のヨーロッパ系の2種類があるようです。日本でも古事記や日本書紀に記述が見られる日本人にはおなじみの野菜です。春の七草の「すずな」はカブのことを指します。千葉県の出荷量は、全国で第1位のようなのですが、畑のある旭市の近郊では大々的に栽培しているところは少ないのです。しかし、山向こうの東庄町は、昔からカブ栽培の大産地でカブを洗う機械や種まき機も常備している農家が多いです。
良いカブを見分けるポイントとして紹介されている記事に「カブの表面にシミが無く、真っ白で照りの良いもの」という説明をよく見かけます。知らない方が多いのですが、カブや大根、人参などは収穫後、デッキブラシの大きな筒の中で回転させて洗います。その時、「ひと皮」むけます。なので非常に見た目に綺麗なのですが、むき身の野菜は日持ちがしません。「珠樹自然農園の野菜が冷蔵庫の中で長持ちする」という嬉しい感想をいただくのですが、当農園は、収穫後、軽く土や虫を落とすために水をかける程度です。むしろ見た目重視できれいにされなければならない野菜達に同情します。これから気温が下がるにつれて味が乗ってくるカブをぜひお試しください。

おいしい野菜は→珠樹自然農園のFARMER'S MARKET



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かぶ | 22:23:39 | コメント(0)
夏をあきらめて&ピーマン小話

 「冷夏」と「異常気象」に見舞われた8月は、各地で様々な自然災害が発生しました。長雨による土砂災害や竜巻、日本近海で発生した台風による風水害など直接的に私たちの生活を脅かす自然の猛威に唖然としました。テレビでは、各地の被災者の方々に対するインタビューを放映していましたが、その中で共通していることは、高齢の方の多くが「いままで数十年、この地域で暮らしているけども、こんな大雨を経験したことはない!」とおっしゃっている点です。

 
今年の入梅から現在までの気象状況は、毎日のように畑で作業を行っている私にとって「これまでの日本の気候の枠からずいぶん外れているな」という印象を受けました。まるで、熱帯地域のような「局所集中豪雨」がある一方で、日中、雨は降らないが太陽がほとんど顔を出さず、夜は温度が低く、肌寒いくらいであるという「冷夏」特有の気象条件に置かれている地域では、野菜の生育が不安定で病気が多発し、収穫量も例年の半分くらいまで低下しているものもあります。

 畑のある旭市は、後者の「冷夏」型で、昼間はサウナに入っているような高い湿度と曇り空が連日のように続き、夕立はほとんど無く、日が落ちると風が出て、ひんやりという毎日でした。月の後半になって、急激に残暑が厳しくなり、夏の太陽に慣れきっていない野菜達は「夏バテ」にかかっている畑も多く見受けられました。生育が悪い状況を打破するために肥料を多く与えてしまう方も多く、高い湿度と伴って「メタボ化」している野菜が多く見受けられました。

 私たちの農園では、鶏の糞や米ぬかを肥料として使っているので、どんなに頑張って野菜に肥料を吸収させようとしても、土の中の微生物が分解してからでないと野菜は肥料として吸収することが出来ないのでメタボ化することが出来ません。しいて挙げるのであれば、生育スピードと肥料をパクパクと吸収する「ピーマン」は、成人病にかかりやすい野菜であると言えるかもしれません。今回は、9月になっても、すばらしい成長を見せるピーマンについて少し書きたいと思います。

 ピーマンはナスの仲間で日本には明治時代に伝わりました。分類上はトウガラシの一族です。冬に近くなる(気温が低い状態で育てる)とピーマンに辛味が出ます。なるほどトウガラシの仲間であると再認識させられます。また、世界的には「緑」のピーマンよりも日本でいうところの「カラーピーマン、赤ピーマン、パプリカ」がほとんどです。以前、留学生から「日本人は気が早い」と言われたことがあります。というのは、「なぜ、ベルペッパー(ピーマンの英名です)を若いうちに好んで食べるのか」という疑問であり、その問いに対して「なぜならば、日本の食文化である!」と答えた私も果たして正解なのかどうか・・・

 ピーマンは、「高温を好み、多湿と乾燥には弱い」という記述を見たことがありますが、最近の品種は、逆に高温(30℃以上)による障害が起きやすい種類も多いです。特に肉厚の種類は、表皮の一部が白化したり、ケロイド状になったりします。これらの障害が多発する場合、日よけを設置したり、土を多湿条件にしたりしてあげます。また、ピーマンは「青臭くて苦い」と表現されることが多いですが、極端な青臭さは速効性肥料を与えて急速に成長させた場合に強く出ます。また、苦味は窒素肥料や苦土石灰を多く吸収した場合に強く出ます。有機肥料によって育ったピーマンは、風味は強いですが、嫌味のない優しい味であると思います。また、ビタミンAとビタミンCが多く含まれているので夏バテの防止や回復に効果があります。

農薬と化学肥料を使わない珠樹自然農園の野菜と米とハーブは→FARMER'S MARKET



ピーマン | 22:11:28 | コメント(0)

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