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農業で最近気になったこと

 先月は、快晴の日がほとんどで雪の日ぐらいしか曇らないという「極寒」の月でした。北よりの冷たい西風が吹く日が多く、畑の作業が難渋しました。ビニールのトンネルを被せようにも風であおられて僅かずつしか進めなかったり、手が凍えて指先が動かないためにヒモでそのビニールを固定する作業が遅々として進まなかったりと・・・「寒い」という感覚を通り越して「痛い」という日々が続きました。

 畑のある千葉県旭市は、稲作と施設園芸(ビニールハウス内でトマトやキュウリなどを育てる農家)が多く、実際、外の畑で今の時期に頑張ってビニールのトンネルを張っている農家などあまり見かけないなあということに気がつきました。少し地域が変わると、栽培している作物が季節によってガラッと変わります。今の時期で見てみると、隣市の銚子市では、大きめのビニールトンネルで大根やキャベツを栽培しています。栗源町や山田町といった内陸部では、ビニールトンネルで人参の栽培を行っています。旭市で寒い時期に栽培が少ないのは、暖房設備を備えた大型のビニールハウスによる施設園芸が盛んであり、外の畑まで手が回らないということがあげられます。外の畑を使うのは、寒さが和らぐ春先から暑くてハウスに入りづらい夏の時期がメインで、秋にイモ類の収穫を終えて、冬場は自給用だけという農家が多いです。そもそも一般的な農家において、ビニールトンネルやビニールハウスといった保温性のある被覆資材を用いる場合、旬の先がけや品薄で相場が少しでも高い時期に収穫できるようにするための「生長促進」の場合がほとんどであり、私たちのように自分の店と外食関係のお客さんに野菜を販売している場合には、「野菜を途切れさせないため」にこういった資材を用いて栽培を行っています。収入を増やすために資材を使うというよりも、その野菜を必要としているお客様に確実に野菜を提供するためにビニールの資材を使います。ですから、先月のような低温の日々が続くと「ちゃんと育ってくれるだろうか」という心配が絶えません。

 先月は、寒さに打ち震えながらも色々なことが勉強になりました。まず、「農家にも認定資格があって、その資格がないと公庫からお金が借りられない」という衝撃。次に「自然農法ってなんぞや??」という疑問。最後に「ランド・ラッシュに対する日本の不甲斐なさ」
という3点が気になったり、勉強になったりしました。農家に認定資格があるのです。「認定農業者」と言いまして、ヤル気と計画性について公に評価されて認証されるのですが、この資格が無いと低・無利子の国からの融資が受けられないのです。地べたに這いつくばってばかりの農場長は、「お金を借りたきゃ資格を取りな!」と言われているようで気分が良くなかったです。次に「自然農法とはなんぞや??」なのですが、私が農学部の学生だった頃に読んだ福岡正信さんの「わら一本の革命」は、まさに自然農法の真髄について書いてありました。その自然農法の最高のイメージを崩壊させてくれたのが、「本当は肥料は毒!すべての肥料は毒!」というインターネットのバナー広告で頻繁に目にする某社のホームページを閲覧した時でした。色々な農法が存在してこそ楽しいのに…と思っている農場長は悲しくなりました。なぜならば、農薬と化学肥料を適正に使った慣行農法が世界の人口を支えているのは事実なのですから。

 最後に「ランド・ラッシュ」は、将来起こりうる食料危機に対して、今のうちから国外の農地を買い占めておき、その時に備えようという世界的な動きなのですが、我が国と大して変わらない食料自給率である韓国の国を挙げての積極的な農地の購入活動に比べて、視察団を派遣しただけの我が国。という内容を先日のNHKスペシャルで見たのですが、なかでも、ウクライナでダイズの栽培に挑んでいる木村愼一さんの苦境については非常に同感しました。ウクライナの農家の皆さんが「1,000haの畑を木村さんに売りたい」と申し出があり、木村さんは帰国をして政府や商社に融資を依頼したが断られた。失意の中、木村さんはウクライナに戻りました。「1,500km離れた所から土地を売却するつもりで来たのにどうしてくれるんだ!」という地元の農家の罵声を木村さんが浴びているのを見て、「日本の農業の将来はかなり真っ暗だなあ」と思いました。

 ひよっこの農家じゃお金は貸せないなあ・・・肥料は毒・・・ウクライナって治安が悪いんでしょ・・・いずれのことも傍観してしまえば楽なのですが、ちょっと違うんじゃないの?と思ったことでした。

農薬化学肥料不使用の野菜と米とハーブは→珠樹自然農園のFARMER'S MARKET



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未分類 | 22:41:15 | コメント(0)

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