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農業鎖国ニッポンの開国
 畑のある千葉県旭市は、例年になく「短い秋」になってしまい、人間も鶏も驚いています。鶏は、屋外で開放的に飼育しています。そのため、季節の節目や寒暖の変化に敏感で卵を一時的に産まなくなります。通常ですと、4~5日で再び産み始めるのですが、今年は、2週間近く産卵を再開しませんでした。このまま産まなくなってしまうのか?と心配になりましたが、羽も生え変わり、ちゃんと産むようになりました。という話を養鶏家の知人に話したら笑われました。その方が言うには、「じゃあ寒暖の変化を感じさせなければいいんでしょ!夜も照明をつけてやれば、きちんと人間の都合に合わせて卵を産んでくれるよ。鶏って案外頭が良いかも!」と、近代的な大規模ゲージ飼育の素晴らしさを教えてくれました。彼の言葉を要約すると、外気を遮断して空調を一定にし、夜を与えないようにすることで、鶏の体内時計を人間が支配することが容易になるということです。しかし、その管理状況にどうしてもあわせることの出来ない鶏(→私はむしろこの鶏が正常だと思うのですが)は、仲間を突っついたり、飛び上がったりして暴れるようになります。また、逆に夜がないことで徐々に衰弱していく鶏もいます。そういった枠にあわない鶏はサッサと殺処分されてしまうそうです。こうして「効率化」をすすめていかないと1パック98円の卵は出来ないそうです。

 農業は、戦後間もない頃に「収量増産」をがむしゃらに目指していました。その結果、コメの収穫量は飛躍的に増加しました。野菜に関しても、ビニルハウスを用いた集約的な栽培技術の普及により、質・量ともに高水準の野菜が365日どこでも手に入るようになりました。そして、現代の農業は「効率化」と「省力化」ぬきでは話が出来ないくらいシステマチックになりました。この農業の移ろいを農家としてずっと肌に感じてきた方と先日お話しをする機会がありました。「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP=トランス・パシフィック・パートナーシップ)についてのニュースがテレビやラジオで連日のように報道されているが、この先、日本の農業はどうなってしまうんだろうね~今度こそ駄目かね~」という内容でした。「今度こそ」という言葉が気になり、もう少し、掘り下げて話を聞きました。戦後間もない頃は貧困から早く脱却するための貪欲さをむき出しにした「量」を得るために大量の肥料と農薬をばら撒いた時代。市場経済が発達してくると今度は「質」の追及で規格の箱に入らなければ粗悪品という狂った時代・・・それでも、キュウリをまっすぐで長さもドンピシャに作るための創意工夫。そして近年、公定価格や取引価格を念頭に置いたコメ作り、野菜作り。ここで手間をかけてしまっては元が取れないという「効率化」と「省力化」の時代。このように政治・経済・流通に翻弄されてきた農家の方から、今度こそ駄目かと言われると不安になりますが、私は明るく返答をしました。「外国から野菜が大量に入ってきたら、その分、海外に日本の質の高い野菜を輸出すれば、バランスがとれるんじゃないですかね?」といいながらも、誰が作るんだろうな?という担い手の少なさを痛感しています。

 「スーパーで売られている野菜は安すぎます!」と言ったら、消費者の方から怒られると思います。しかし、スーパーの青果を担当している方から以前、聞いたのですが、人寄せのための野菜、例えば、「ピーマン1袋39円サンキューセール♪」なんていうものは、近隣のスーパーとのお客さんの取り合いのための投資費用であり、最初から赤字覚悟だそうです。その分、お客さんを集めれば他の物を購入してくれる。それで赤字を解消しているらしいのです。このようなことをずっと続けていれば、どちらかの店が潰れて撤退することになるが、続けないとお客さんが減り続けていくだけだ・・・という悲しい現状を目の当たりにしました。物の本質的な価値を無視した叩き売りを連日行い、勝った負けたのをやっているところに海外から大量の野菜が流入したらどうなってしまうんでしょうか。

 海外の週末マーケットなどで野菜を売っている風景をテレビで見ると、騒音や呼び込みの叫び声などほとんどなく、顔なじみの売り手と買い手が世間話をしながら売買が成立する。当たり前の・・・一昔前の日本には普通にあった風景がみられます。日本はいつのまにか、気がついたら、バーコードでピッピッという迅速かつ正確性のみを追求した風景になってしまいました。「安心は安売りしていない」なんて言うと、また、皆さんから怒られてしまうかもしれません。しかし、個人経営の八百屋や果物屋が大型ショッピングモールの出店によって、急速に廃業に追い込まれたのはつい最近です。輸入農産物がどんどん入ってくることで、逆に国産の野菜や肉のみを扱うお店が空洞化した駅前通りとかで再び脚光を浴びるようになるのではないか、いや、そうなって欲しいなと思っています。これからの超高齢化社会に必要なのは「効率化」と「省力化」だけでしょうか・・・

美味しい農薬化学肥料無使用野菜は→珠樹自然農園のFARMER'S MARKET

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テーマ:ひとりごと - ジャンル:日記

徒然なり | 22:14:13 | トラックバック(0) | コメント(0)

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